高野山 宝城院(ほうじょういん)について
宝城院は今から約870年前、後白河法皇ご登嶺の砌、阿闍梨を置かれた由緒ある本山で、高野山の中心、大伽藍根本大塔のすぐ北の高台にあり、元閑院宮家の御菩提所で、特に秘宝の弁財天は重要文化財に指定され、其の他書院壁面大広間襖絵等、古代文化を偲ぶにふさわしい幽邃閑雅な名刹です。 |
高野山の宿坊 宝城院
宝城院の宿坊は、宿泊の近代設備を完備した山内有数の宿坊で現代人の誠を求める静寂な「心のふるさと」として忘れがたい、心の鐘の聞こえる宿として多くの方々にご利用いただいております。宝城院では多くの方々にご利用いただけるよう、大浴場への移動などに便利なエレベーター設備も整えて、高野山の宿坊として皆様のご来院をおまちいたしております。 |
宝城院の文化財
高野山の永い歴史と共に宝城院が保管してきた文化財が数多くあります。
宿泊、拝観いただいた際は、宝城院の重宝をご覧ください。
高野山の玄関口となる「大門」
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高野山は今から約1200年前、弘仁7年(816年)弘法大師が真言密教の根本道場として、ときの帝、嵯峨天皇に普請、勅許を得て開創された霊地で海抜1000m、16の峰々に囲まれ、自ら八葉蓮台の形を成した大高原盆地です。国の平和を祈り、人々に安らかな生活への道を伝え、あわせて大師自身の入定の地とする目的で開かれたこの山は、民衆の熱狂的な帰依を得ていよいよ栄え、世界に比類のない広大な仏都をなすに至りました。関西の奥座敷であり、信仰と慰安のオアシスとして年々多数の参詣人で賑わい、益々脚光を浴びています。 |